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遺言書についてもう少し詳しく…

遺言書とは

 遺言書は愛する人に贈る大切なメッセージです。ご家族やその他,自分が生きてきた道のりの中で様々に関わりあってきた人々がいます。

 自分の持ち物を見てみても,それぞれに様々な人との関わってきた思い出が詰まっているものもあることでしょう。

 家や土地などの大きなもの,また,金銭でも,あの時苦労して稼いだお金だなぁ。あの人の協力があったからこのお金もあるなど,思い出は尽きないのではないでしょうか。

 あなたが築き上げてきた財産はあなたの思い出が詰まっています。人生が詰まっています。それを後世に残す時,法律任せではなく,自分の思いをきちんと残しておくことは大切だと思いませんか。

 遺言書は愛する人に贈る大切なメッセージなのです。あなたの思い出が詰まった財産を託したいと思える人へのメッセージなのです。

遺言書は必要なの?

 トップページに書きましたが「このような方は遺言所を作成することを考えてください」に該当する方は是非お勧めします。また,遺言書は法定相続に優先しますので相続に関する争いを未然に防ぐことができます。

 相続人以外の人への相続や,法定相続割合を変更することも可能です。(遺留分という問題があります)

 相続に関しては遺産分割協議を行い,相続人間で協議する必要がありますが,遺言書があることによって,相続人の話し合いや手続きに関する負担を軽減してあげることができます。認知や排除なども可能です。

 「法律で相続の割合が割合が決まってる」と言っても…
自分の財産が土地と家の場合など,土地も家も簡単に分けることはできません。

 「大した財産はない」と言っても…
自分の財産が土地だけであっても,必ず相続手続きはしなければなりません。相続人が複数であれば必ず協議は必要です。遺言書が協議を助けます。

 「家族は仲がいいからトラブルなんて起きるはずがない」と言っても…
仲のいい家族が,相続をきっかけに溝を作ってしまうことにならないためにも遺言書が必要です。

 「遺言書を書くのはもっと先の話だ」と言っても…
法律上は15歳から遺言書を書くことができます。ある程度の自分の財産がある人にとって,遺言を書くのに早すぎることはありません。

 考えたくなくても,突然の不慮の事故が起こらないとは限りません。遺言は愛する人に贈る大切なメッセージです。悲しみに襲われた家族にあなたのメッセージが力となることでしょう。

 また,「遺言書を書くことで気持ちの整理がついてすっきりした。今後も自分の人生をしっかりと生きていこう」と言われる方もおられます。

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